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<逆さ教会>の彫刻 バンクーバーからカルガリーへ

バンクーバー公園委員会が展示を拒否した屋外<彫刻>(立体アート)がカルガリー市のグレンボウ美術館で展示されることになった。アメリカ人芸術家デニス・オッペンハイム氏による作品『悪を根絶する装置』は、尖塔を地面に突いて逆立ちした教会を模倣している。同氏は自己ウェブサイトで「田舎の小さな教会が尖塔の先でバランスをとっている、あたかも大きな力に引き上げられて運ばれてきた、悪の勢力を根絶する装置、あるいは方法のように」と1997年の同作品を語っている。市内の公共空間に展示されたバンクーバー彫刻ビエンナーレ出展作の一つとしてコールハーバー地区で展示された同作品に対する、市民の意見は分かれた。悪の根絶という教会の使命の無意味さを表していると解釈して批判する者、景観をそこなうとする者、同作品を素晴らしいとする者等々。結局バンクーバー公園委員会はこの作品を撤去する事を票決した。所持者はカナダでの慈善事業を促進する企業ベネフィック・グループだ。
一方グレンボウ美術館は月曜日、同氏を世界的に名高い彫刻家として、その作品を歓迎する旨を表明した。「今度はカルガリー市民がこの作品にインスピレーションとチャレンジを感じる番です」と館長のJ・スポルディング氏は述べた。鉄、アルミとガラスで造られコンクリートの台に固定された同作品は来週、分解されてカルガリーに輸送される予定。美術館ではまだ展示する場所を決めていないが、大きさから考えて屋外になりそうだ。ベネフィック・グループのJ・ブロムリー副社長は「バンクーバーの公衆アートの取り扱いと好対照です。撤去が大きな損失であること疑いなく、後々熟考と反省が喚起されることを願うばかりです。しかしこのバンクーバーの損失は、カルガリーにとって、グレンボウ美術館にとって、そしてカナダの別の都市で評価を得た作者にとって
大きな勝利です」と述べた。オッペンハイム氏はワシントン州エレクトリック・シティで生まれカリフォルニアで学び、現在ニューヨークで活動している。彼の作品はロンドンのテート・ギャラリー、ニューヨークのホイットニー美術館や近代美術館、韓国のオリンピック公園などに展示されている。

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