先々週、バンクーバーにあるスカイトレインの駅で、十代の少女に暴行を加え金品を奪った同じ十代の少女集団を警察が告訴をする有力な証拠となったかもしれないビデオ録画が消えてしまった、とCBCニュースが報じた。火曜日、交通警察のK・シンケル巡査部長は「私達も生身の人間です」と弁明。「間違いが起こることもありますし、時には私どもの間違いが、遺憾ながら第三者にとり深刻な影響を及ぼします」と述べた。問題の監視カメラは、先週火曜日午後9時半頃ナナイモ駅で10代の少女集団が階段を下りたS・ダットさんを追いかけて襲った光景を録画していた。「ハンドバッグの後ろを引っ張り『ヘイ!』と呼んだので振り返ったら、顔を殴ったのです」とドットさんは当時CBCニュースに語っている。駆けつけたバンクーバー市警警察官が捕られたハンドバッグとナイフを回収、その後間もなく6人の少女が逮捕された。警察官は直ちに監視ビデオテープの提出を要請したが、交通警察官がスカイトレインの指令センターにその指示を伝えるのを怠った。監視カメラは旧型の白黒VHSテープ録画装置でるため、2時間ごとにテープが上書きされる。証拠はこうして消えたのだ。スカイトレイン社では、現在使用の録画システムを、データを7日分保存できる、経費1800万ドルのデジタル・システムに切り替える作業を進めているところだ。それでもスカイトレイン社CEOのD・ケルシー氏は、現行の800台のカメラ網が犯罪を完全に防ぎ得るかについては懐疑的で、同時に警察との意思疎通に問題があるとも思わないそうだ。「正直にいって今回のケースは例外だと思います。現行システムに策略的な問題があるという根拠は何もありません。もしあるのなら、直ちに対処します」と語った。交通警察は同事件をめぐる内部調査を行うそうだが、ダットさんにとっては慰めにもならない。先週火曜日やっと通勤にまたスカイトレインを利用し始めた彼女は「一部始終が映っていた録画ビデオがあれば大助かりだった事でしょう」と語った。
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