北太平洋海岸でザトウクジラが絶滅の危機を回避したようだと、新しい調査が明らかにした。国際ホエールウォッチング機構SPLASHが実施した同調査によると、北太平洋海域に生息するザトウクジラが1966年に推定1,400頭、1991年から93年にかけて同9,819頭だったのが、2004年から06年にかけては推定18,302頭に達している。回遊集団の多くはハワイ沖、メキシコ沖で冬を越し、BC州北部、アラスカ、ベーリング海やアリューシャン列島周辺で捕食する。懸念されるのは、ザトウクジラがまだまれにしか見られないアジア沿岸の状況だと、と調査は指摘する。調査を行ったSPLASH(<個体群構成、充満度レベル、ザトウクジラの状況>の頭文字)とは、北太平洋に生息するザトウクジラを追跡調査する国際組織だ。カナダを含む10カ国からの400人以上の研究者がクジラ個体数調査に参加した。ザトウクジラ繁殖の要因として専門家達は捕鯨の禁止をあげている。国際捕鯨委員会により、北太平洋では1965年から、北大西洋では1955年からザトウクジラは保護されてきた。カナダも捕鯨を禁止する国々の一つで、ザトウクジラを絶滅の危険にあり保護するべく動物の一つに加えている。捕鯨禁止にも関わらず、ザトウクジラのエサとする小甲穀類動物類や小魚の乱獲によって今なお危険に瀕すると、カナダ政府は見ている。トロール漁師の魚網にかかって溺死する可能性や、タンカー船舶による石油流出の危険にもさらされている由。
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