カナダはアフガンの再建を動かすエンジンかもしれないが、運転席に座っているのはアフガンの人々だ、とはカナダ政府が好む台詞だ。それを首都カブールの人々は文字通り受けとめているらしい。俗にいう“カナダ製の車”に乗るのが特権のシンボルとなっているのだ。カブール中心街の自動車ディーラーのA・ラヒミ氏は、「いい車だからです」と断言する。「他の車よりも優秀なのです」と同氏。カナダ人ならトヨタなら日本、フォルクスワーゲンならドイツ、フォードならアメリカを連想するのに、カブールでは3社の車がすべて<カナダ製>と見なされる。確かに3社の製品は、カナダ製やカナダで組み立てた部品を使っている場合もある。しかしカブールでは、何処で誰が車を設計、製造したかは関係なく、あくまで何処から輸入されたかが問題なのだ。事故車や売れ残り中古車をカナダから輸入することで、カブールの自動車ディーラー達は大繁盛している、とラヒミ氏は語る。しかし決して盗難車などではなく、カナダから合法的にドバイに輸出され、そこでアフガンを含む各国のディーラー達が買い付けるのだ、と同氏はすかさずつけ加えた。ドバイは長年カナダその他全世界各国からの盗難車が集まる中心地と見なされている。カナダ保険協会の推定では、カナダで盗難に遭い海外に輸送される車は毎年3万台にも及ぶそうだ。連邦警察(RCMP)に、カナダで盗まれた車がアフガンに運ばれているかについて情報を要請したが、応答を得られなかった。カブールで<カナダ製の車>を見分けるのは簡単、カナダの国旗が目印だ。市内の入り組んだ凸凹道を走る車の多くに、メープルリーフ(楓の葉)を模った国旗のシールが貼られている。掲げられたカナダ国旗はアフガンではめったに見られない。
source: Mapletown.ca
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