カナダ自動車労働組合(CAW)の委員長バズ・ハーグローブ氏は、クライスラー・カナダ事業部の雇用削減回避の可能性は楽観を許さないと見ている。去る木曜、野党自由党党首ステファン・ディオン氏との会談の後ハーグローブ氏は記者会見で「回避策ですか?わかりませんね。現状はかなり厳しいです」と語った。
報道記事によるとウィンザー、ブランプトンの両工場では合計約2,000名が職を失うことになるようだ。これは、ダイムラー・クライスラー・グループのクライスラー部門が北米で計画している雇用削減数1万名の約20%にあたる。クライスラー部門のカナダの社員・従業員総数は現在約1万1500名にのぼる。「カナダ製車両のアジア圏内販売が可能となる貿易協定が必要です。カナダ国民に資本出資と職業を提供しているこの産業を救うのはアジア諸国との公正取引協定なのです」と同氏。今回の削減は2月14日に2006年度の決算と共に発表予定の主要再編計画に盛り込まれていると、デトロイト・ニュース紙がこのほど伝えた。北米の他社メーカーが再編成に苦しむ中、クライスラーはどうにか再編成を回避できるかに見えたが、Project Xと名付けられた再編計画を発表する来週水曜にはクライスラーも<再編成組>に名を連ねることになろう。
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