溢れかえる学生の数にみあう教授陣を確保するのに頭を悩ませているのがカナダ各大学の現状だが、二、三年のうちに空席だらけの教室に有り余る教授陣という逆の問題を抱えることになるかもしれない、と或る人口統計学の著名専門家が指摘している。
去る金曜日オンタリオ市の大学教職員会議で講演した人口統計学者兼作家のデイビッド・フット氏は、多額の政府資金援助や巧妙な社会政策の結果として教授の供給過度になるわけではない、と述べた。「政府がある期間傍観していれば、その問題も自然に解決するでしょう」と同氏。「10年位経てばまったく新しい時代が始まるかもしれません」近年カナダ各大学への入学者数が高いのは、第二次世界大戦後から避妊薬使用が一般化するまでの団塊世代の子供たち負うところが大きい。カナダ統計局が去る11月発表したところによると、増加する若者たちの数のため2004?2005年のカナダ全土における大学入学者数は初めて100万人を上回っている。「団塊世代の余韻が教育機関を通過すれば需要は減って行くことでしょう」とフット氏。
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