18日に下院で始まった今期国会は、「銃規制法案」と「カナダ軍のアフガニスタン派兵」の是非を巡る与野党で激しい議論で始まり、改めて命の尊さを問う会期となりそうだ。
開幕にあたり、冒頭にはケベック州モントリオールのドーソンカレッジ銃乱射事件の被害者への黙祷が行われた。ハーパー政権は、今回の惨事が現行の銃器登録制度を定めた法律は機能していないことが原因であるとし、登録制度を廃止する代替法案を提出している。一方、自由党ビル・グラハム暫定党首は、答弁時間の大半を費やしこの問題に関し反対答弁を行い、政府が銃器登録制を正しく理解していないこと、武器商人の既得権益を擁護していることを主張した。しかし首相は、暴力犯罪に対する厳罰化、RCMP副総監と精神不安定者の武器所持を防止する施策について協議を挙げ、政府の政策の妥当性を強調した。またアフガニスタン問題では、カナダ軍の撤退が争点に。現在2000人以上のカナダ兵が派兵され、大多数が激戦地、カンダハールで活動している。派兵開始の2002年以来外交官1名、36名の兵士が死亡している。新民主党ジャック・レイトン党首が、NATOの軍事作戦は失策でありアフガニスタン紛争は武力鎮圧では解決できずカナダは軍の即時撤退すべきだと述べたのに対し、首相は先日月曜日の自爆テロを例に挙げ、カナダ兵を「悪に立ち向かう高潔の戦士」と評し議会の同意を求めた。
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