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同時多発テロから5年、今だテロの脅威払拭できず

5年前の同時多発テロ以降、カナダ政府は空港、国境の警備を強化してきたが、専門家は、現在の方針の効力について評価しがたいとしている。
「テロリストが国家の安全対策網を探り出し、対処し得ることから、2001年の同事件発生以前より、現在のカナダが安全か否かの評価は非常に難しい」と警鐘を鳴らすのは、カルガリー大学政治学部教授のバリー・クーパー氏。事件発生時、クレティエン首相率いる当時の自由党政権は、国民保護の観点から安全対策強化が必要であると80億ドルを拠出し、空港等の警備強化を宣言した。現在の安全対策には、空港における荷物の厳正な検査、米加国境警備員の増強、テロ行為を目論む者への取り締まり強化に向け警察の勢力拡大などが盛り込まれているが、テロの手口も巧妙化。先月の英国における飛行機爆破計画も記憶に新しいところ。同事件後、カナダ運輸省は機内持込荷物の制約を強化。機内に水、シャンプーなどの液体を持ち込めない事態となっている。1月に政権を握り、自由党の対テロ安全対策を継承した保守党は、さらに強化するため今春さらに14億ドルの予算を盛り込んだ。

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