ハーパー首相は、21日正午、ニューヨークの国連総会で演説を行い、カナダがアフガニスタンでの活動を通して、世界で重要な役割を果たしていることを加盟国へ説明した。
首相は、カナダが特にアフガニスタンでの安全保障、外交政策、技術移転といった方面の支援を行っていることを強調。カナダは2000名以上の兵士の大半を首都カンダハールに駐留させており、これまでに36人が殉職している。またカンダハールには大使館を設置するなど、今後10年間で最高額となる10億ドル以上の2国間援助を約束している。今回の国連総会での首相の発言に対し、ポール・マーティン前政権時代に国連担当を務めたエロール・メンデス オタワ大学教授(国際法専攻)は、「カナダはかつて軍事的成功を収めたオーストラリアと類似した外交戦略を展開している。アフガニスタンへの軍事介入は、リスクも大きいが将来的には国際的評価が得られるだろう」と分析する。かつてのマーティン政権は多国間協調路線を取り、国連によるダルフール紛争の解決を重視していた。このほか前日20日には、実業界、産業界、財政界のトップが参加する非政治的、非政府組織「ニューヨーク経済クラブ」にも出席し、カナダ経済が他のG8諸国と比べ好調であることを説明し、経済面での実力もアピールした。
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