28日、BC州元州知事のマイク・ハーコート氏は、バンクーバー島西岸のクラクワット・サウンドの土地利用について環境団体が反対を唱えていることに驚きと落胆を禁じえないと発言した。この地域には大規模な原生林が残されており、生物多様性が豊かで、二酸化炭素の吸収源としても極めて重要な役割を担っており、ユネスコの生物圏保護区に指定されている。
また、同地域には先住民3部族が居住していることでも知られている。昨年7月、ラクワット・サウンド中央地区委員会が同地区の原生林伐採を承認、同委員会と同地域の先住民は林道建設および原生林伐採を盛り込んだ新たな水源地管理計画に合意した。同計画は原生林9万ヘクタールに影響を及ぼすこととなるため、環境保護論者は、先住民と共有している見解と反するものと猛反発。これに対しハーコート氏は、「同計画に環境保護論者が否定的なコメントを行うことは驚くべきこと。先住民族の利益に反するもの」と語り、同計画が1993年に政府が承認した原則と一致するものであることを付け加えた。また、伐採方法も皆伐ではなく環境に配慮した伐採方法をとるとしている。1993年、ハーコート氏は、同地区の60%の原生林伐採を認めるいわゆるクラクワット妥協案を打ち出し、所属政党のメンバーからも批判を受け厳しい局面に立たされたが、当時の新民主党政府が、先住民との合意に達したため事態は鎮静化した。その後州政府は、大規模な皆伐の時代は終わらせるべきとの科学委員会の報告書を採択した。
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