先週10日、金曜日、群と離れてバンクーバー島西部のヌートカ湾、ゴールドリバーで暮らしていたシャチのルナの悲報が舞い込んだ。荒れた海から逃れアイドリングしていたタグボートの、直径 2mもあるスクリューに巻き込まれて即死したというもので、死骸は確認されていないが、スクリューに付着していた組織はシャチのものと判明しており、残念ながらルナである可能性は高い。
ルナは2001年以来同地に住みついていたもので、ボートに体をこすり付けて遊ぶなど、人間やボートに慣れすぎた行動が危険視されていた。2004年には群れに戻そうとの作戦が計画されたが、ルナを亡き族長の生まれ変わりであると信じる地元先住民の反対により実現しなかった。ゴールドリバーの住民はルナの行動には迷惑顔だったものの、突然の悲報に沈痛な表情。特にルナと共に育ってきた同地の子供たちは大きなショックを受けている。環境団体は、対応が適切ではなかったとして連邦政府を責めているが、連邦政府側は、群れに戻したとしてもルナが受け入れてもらえなかった可能性もあるなどとして、最善は尽くしたとと反論している。
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