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年齢の上下

最近バンクーバーに韓国人が増えている。日本でも”冬のソナタ”の大ヒットに始まり、 メディアで韓国を取り上げることも多く、歴史を背負わない若者達が人種差別のない新しい日韓の歴史を作り上げてゆくのを感じる。韓国人と日本人は区別がつきにくいだけでなく、言葉もトーンなどはそっくりなため、”あれ、日本人かなあ”と思って会話を聞いていると理解できず、”ああ、韓国人なんだア”と思うことが多々ある。

柔軟性がある分主義主張の少ないというか出来ないのが日本人であり、一方、韓国人は積極的で自己主張が強い自信家であるとともに、日本人と比べると風習にこだわり封建的で愛国心がとても強い。違うのは国民性だけでなく、習慣や常識にもおもしろい違いがある。まず、韓国人は上下関係にとても厳しく、目上の人を常に尊敬する。 どんな不良でも年上の人と同席しているとタバコはもちろん吸えないし、お酒も隠れるようにして飲むのだそうだ。恐そ~なやくざまがいの若者でさえ、びっくりするほどおじいちゃんやおばあちゃんに は礼儀正しかったりするのもうなずける。また、お酒の席で女性がお酌をするのはもってのほか。お酒が少なくなっているコップにつぎ足すのは死者を弔うときにすることだとされているため 、決して点数を稼ごうと気を利かせてお酌などはしないことだ。食事中、手でお茶碗を持たない。大皿料理で受け皿がない場合 (なぜないのだ?と日本人は思う)は、大皿から直接自分の箸で食べ物を取りそのまま口に入れるのがテーブルマナーとされていてる。さらに、膝を立てて食事をすることは決して行儀の悪いことではないというのだから、お国が違えばマナーも違うということだ。

ところで、仕事帰りに皆で食事に行ったとする。最近の日本なら、仲間でパーっと飲んでいざ会計となれば、大抵は誰の顔を見るでもなく明朗割り勘会計!ところが、韓国では割り勘ということはなく、必ず一人が会計をする。その一人とは誰ゾということで、 同年代同士なら持ち回りになるらしいが、例えば男女で食事にいけば、もちろん男が払い(フムフムいいことだ!)、男同士となると通常年長が全部引き受けるそうだ。おもしろいことに、年下からヒョン(兄)と呼ばれたら、必ずヒョンが支払わなければならず、ヒョンと呼ばれたら最後”食事代で家がつぶれても払い続けなければならない”と言われるくらい徹底している。老け顔は全く損というもので、新しいメンバーで飲みに行く際は、”ボっ、僕は老け顔だけれど本当は若いんだ”とまずいの一に宣言しなければならないではないか。まあ、ヒョンも昔はヒョンでなかったわけで、その頃奢ってもらった分、今度はヒョンになったらお返しするということだ。 日本も昔はそんな習慣があった気もするが。。。。

それにしても、どうも最近どの集まりにいっても年下が多い今日この頃、現在の日本の習慣にヒョン制度がなくて本当によかったと胸をなでおろす思いだ。

http://www.hanaichi.ca/「管理人の今日のぼやき」より。

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