休みの日に(友人の)家の近所を散歩した。ごく普通の郊外の住宅地だ。
ふと見上げると、どういうわけか電線に靴が引っかかっている。ティム・バートンの映画のよう。
家々は一軒一軒がとても個性的。どれひとつとして同じものがない。
わけのわからない変な銅像が置いてある家、見るからに荒れ果てた家、植物に埋もれた家。
庭のいたるところに馬や人形やらのオモチャが並べられている家。外壁も屋根も色とりどりだ。
そして、全体的に建物が古い。バルコニーの木も所々ペンキがはげ落ちている。
一言で言うと、「ごちゃごちゃ」とした景観。
カナダ人の友人が言うには、「家主がそれぞれ個性を発揮して家をつくる」のだそう。
そこで、日本の家(住宅地)を思い返す。実際はそうではないのだろうけど、「灰色」のイメージだ。ここ数年は「デザイナーズマンション」なんてものも流行りつつ、
近代的でお洒落な家が住宅地の真ん中にポンとあったりするけれど。
どちらも「個性的」であるが、決定的な違いを感じる。
日本の流行りの新しい家はとても「完成されて」いて、家主はそれ以上さわれない。
既に「完璧」であるそれを素人判断で崩せない。
こちらの家は、家主が「変える」。ペンキがはげたから塗りなおす、とか、変な置物を見つけたから、とりあえず置いてみるとか(たとえ場違いに見えても!)。
どちらが良いとか悪いとかではなく、見慣れない住宅の光景を眺めながら、ぼんやり
と日本を思った。
家は国によって本当に異なる景観を持つから面白い。
観光地に行かずとも、近所を散歩するだけで「異国」を感じることができる。
で、そうこう歩いていたら、また電線に靴が。何故!
ハンドルネーム:アキ様より投稿です。
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