ずいぶん前、バンクーバーの旅行業界の方と話をしたときにその方がいたく嘆いておりました。 バンクーバーは観光都市といわれながら、3時間で観光は終わっちゃうし、一度は来たいけど二度来たいという人は激減しちゃうんですよと。 僕は今、手元に統計数字がないのでこれが本当かどうか、検証はできません。 が、まんざらうそではないと思うことのひとつにウィスラーへの直行ツアーです。 バンクーバー空港からウィスラーにバスで直行、街には立ち止まることもありません。 日本からカルガリー直行の飛行機というのも脅威でした。 バンクーバーでトランジット、兼観光スティというのがないのです。
なぜバンクーバーはリピーターが来ないのでしょう?
それはここが住む町で日本人がドキドキする街ではないことかもしれません。 ロスのように遊園地があるわけでもない、NYのような都会があるわけでもない、パリやイタリアのような美術、芸術があるわけでもない、食事も特段うまいわけではない。
観光という意味では日本人には全部中途半端。
とするとこの街をロングスティとして売り込むには「するめ」のようなバンクーバーの味が判る人にまずリーダーになってもらわなくてはいけません。
それは実に簡単なんです。
ワーホリさんOGです。 年間5000人もカナダに来ています。そのうち、過半数以上がバンクーバーを目的地にしています。 その人たちがそれなりに感じたバンクーバーがあるはずです。
まず、そういう理解ある方を如何に取り込むかがキーになると思います。
たとえば、そういう方が何年か経ってご両親と旅行に来ることもあるでしょう。 バンクーバー滞在中にできた友達を訪ねてくることあるでしょう。 そういうところからベースを作るほうが根がしっかりします。
僕は個人的に年金法が変わった結果として支給される年金以内で暮らす方法のひとつとしてのロングスティは究極のナンセンスだと思っています。 金をためるために、あるいは節約するために海外ですむという発想は金銭以外の長所短所を切り捨てたあまりにも短絡的な論理展開だと思います。
海外スティするというのはあるトリガー(きっかけ)がないと難しい。 単にきれいだからとか、海が好きだからとか、暑いところが気に入っているだけでは絶対に長続きしないし、ヒットしないと思います。
もっと根底のインフラを作ってあげる必要があると思います。
では、また。
http://blog.livedoor.jp/fromvancouver/「外から見る日本、見られる日本人」より。
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