ダンクタンクってご存知ですか?
水を入れたドラム缶をふた周りぐらい大きくしたタンクの上に人が座れるいすがついています。 その横に的があり、ボールを投げてその的に当たるとタンクの上にあるいすがパカッと外れて上に座っている人が水の中に落ちるという仕組みです。
これは昨日、TDバンクでやった恒例のダンクタンクでいわゆる寄付金集めのメインショーですね。
銀行から「これこれこういうところに寄付をするので法人のお客様、よろしく寄付を」という丁寧なレターがきて、営業担当者がどうぞよろしくと電話攻勢をするわけです。
僕も付き合いがあるので毎年、必ず寄付をさせてもらっていますが、今年もこのイベントだけで95、000ドルも集まったようです。
で、そのダンクタンクの上に座る人は実は、銀行の法人部のおえらさんだったり、その銀行のお客さん、しかも名の知れているところで結構上のクラスの方が座るのです。 みんないろんな衣装を着てきます。ほとんどハローウィンのノリですが、逆に、スーツをびしっと着たいかにもエグゼクティブという人がスーツのまま上に座り、タンクに落とされてびしょびしょというケースもありました。
日本では絶対に考えられないイベントですね。
まず、銀行が法人客に寄付を募ること。
銀行の部長クラスやその顧客がずぶぬれになること
そして、寄付そのものの金額です。
ところが、ここが発想のまるで違うところだと思います。
寄付金は全額税額控除できます。
寄付をすることが対銀行やパブリックにするその会社の信用とイメージ作りのひとつになります。
お偉いさんやその顧客が人前で水の中に落とされるというパフォーマンスがその会社の絶対的な宣伝になります。
僕は特にこの最後のパフォーマンスによる宣伝効果というのは大きいと思います。 日本人はかっこよくしようとします。 そのプライドも高い。 センスよいスーツを何時も着てあるひとつの仮面をかぶり続けるわけです。
僕が長年ローカルカナディアンと仕事をしていて思うことは、プロフェッショナリズムとパフォーマンスという二つの顔をうまく使いこなすことが営業的にも、ビジネスセンス的にも要求されることで、それができる人がその後も出世しているようです。
ぼくはこのTDバンクの恒例イベントは大好きですし、それに携わる法人チームにはいつも拍手喝さいをしています。 こういう小さなことひとつにとっても日本との違いを感じさせると思いませんか?
http://blog.livedoor.jp/fromvancouver/「外から見る日本、見られる日本人」より。
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