火曜日夜、ノース・バンクーバーで高齢女性三名が焼死した火事の際、住民達を
救おうと燃えるアパートの中を「火事だ!」と叫びながら走り回った11歳の少年が
「ヒーロー」と称えられている。
火災は午後9時45分頃3階建木造アパート(ロンズデール通り付近イースト19th通り
115番)の1階で発生したと見られる、とノース・バンクーバー駐在連邦警察(RCMP)
のM・マクラフリン巡査が表明した。
また被害者の身元は、遺族に訃報を伝え犠牲者を偲ぶ期間を与えるまで発表を差し
控える由。
爆発があったとの幾つかの通報にかかわらず、プロパンガスもしくは酸素ボンベを
火災の原因とする証拠は未だ発見されていない、と同巡査。現時点でこの火災は、
「否定する証拠が見つかるまで不審火」として扱われ、放火捜査員による現場検証が
続いている由。
勇敢な少年が住民に「火事だ!」 でも女性3名が焼死
動物園でクモザル一匹が殺害され、もう一匹盗まれる
グレーター・バンクーバー動物園広報担当の水曜日の表明によると、園内のクモザル
(spider monkey)1匹が殺害され、さらにもう1匹が連れ去られたらしい。
火曜日夜何者かがクモザルの檻の鉄格子を切り開いて侵入、オスのジョージョーを
殺害、メスのミアを連れ去ったようだと動物園広報担当がCBCニュースに語った。
「メスザルがどこにも見当たらないため、現時点では犯人によって連れ去られたのだと
推定されます」と広報担当J・ヘンダスンさん。
連邦警察(RCMP)は、クモザルが盗まれるような理由などについては未だ不明として
いる。また動物園は、市民一般に捜索に協力するよう呼びかけている。
ヘンダスン氏は「このメスザルを見つけ出して、このようなひどい事をした残酷な
犯人を絶対に逮捕しなければなりません」と決意を述べた。
州政府の先住民児童対策は不十分、と会計検査院長
政府保護下にある先住民児童の窮状を厳しく糾弾する報告書が発表された火曜日、
BC州政府は守勢に立たされた。報告書の中でJ・ドイルBC州会計検査院長は、BC州児童
総数の8パーセントにも満たない先住民児童が、州政府保護下にある児童総数の
51パーセントにものぼると指摘した。
また先住民児童の福祉における先住民団体の役割を拡大する自由党政府の政策は部分的
にしか成果をあげておらず、見直しを必要とする、ドイル氏は主張している。
また白熱した議会の質疑応答中、野党NDP議員も、児童保護対策が成果をあげていない
とする一連の報告書を取り上げた。「省の保護下にある家庭の21パーセント近くで、
虐待や責任放棄が再び発生していると報告されています」とNDP議員M・カラジャニス氏
は指摘。すると、T・クリステンセン児童家庭省長官が、各種団体の援助を受ける
先住民児童数は300パーセント増となっており、3倍になっており、家庭対策事業向けの
予算も30パーセント増えている、と反論した。
同長官はまた、先住民児童福祉は州政府、連邦政府、先住民団体それぞれが責任を
共有している等、安易な打開策のない複雑な問題であると言明。「州としては予算を
増やしてはいるものの、それのみでは解決になりません」と述べた。レポートによれば
先住民団体への権限委譲は20年以上続いているものの、指定24団体のうち業務を提供
する資格を得たのは8団体にしかのぼらない由。
公民センターの会員達 五輪向けリンク貸出に反対の声も
イースト・バンクーバー、コマーシャル・ドライブのブリタニアセンターのアイスリンクを2010年冬季オリンピック選手の練習用に貸出す提案をめぐって、同センターの理事会が月曜日夜公聴会を開いたが、会員の多くから反対の声があがった。
バンクーバー・オリンピック組織委(VANOC)は目下、2010年2月中各国ホッケー・チームが練習に用いるリンクをもう一面探している。それに対し、同センターの理事長は、施設改修費に当てられる37万ドル以上を貸出料として請求する提案している。
会員の意見を聞くために開かれた公聴会で、その一人、T・トゥペチュカさんは、VANOCからいくら多額のオファーがあっても、「私達の街」にオリンピックを持ち込むのには反対と主張。「私達の街にあのような厳重警備体制が敷かれるのは全く不本意です。ただでさえ警備の標的にされがちな先住民の子供達のことがとても心配です」と語った。しかし同センターと校庭を共有するブリタニア学校の教師、J・オバガード氏は、ブリタニアは資金を必要としており、他に提供者が見当たらないと指摘。また外国チームの練習向けに同リンクを提供すれば資金以外のメリットもあると述べた。「練習を身近に見学できるなど子供達にとっては大変貴重な体験になるはずです」と同氏。最終決定は5月14日のブリタニアセンター理事会による票決にかかっている。2010年冬季オリンピックでホッケーの正規試合が行われるのはGMプレイスと新設のUBCアイスリンクだ。またバンクーバー市によると、キラニーとトラウトレイクの両公民アイスリンクも五輪向けに予約されているが施設の老朽化のため現在改修中で、開催期間中はフィギュアスケートとショートトラック・スピードスケートの練習に使われる予定だ。
BC州で製作所作業員が更に800人失業
BC州で更に約800人の作業員が、内陸マッケンジー及びバンクーバー島のパルプ製作所の閉鎖に伴い失業する。両製作所の所有者Pope & Talbot Incによると、破産裁判所で債権者が融資を拒否したことから、閉鎖は即座に実施されるそうだ。
今回の解雇は、かつての当州主要産業が今日直面する深刻な問題の最新エピソードにすぎない。ここ一年間の米国における住宅市場の低迷により、製作所の操業停止や解雇に伴うBC州林業従事者の失業が推定1万名にのぼっている。前述マッケンジーの製作機械オペレーターのリック・ベリー氏は、不安や苛立ちを表す大勢の作業員の一人だ。「28年間働いていきなり失業です。私はこわくて、混乱しています。
正直のところ、怒り心頭です」と同氏は訴える。「この地域でまだ操業している製作所は一つありません。一つも、です。だからこわいのです」由。作業員は救済を求めるが、森林大臣リッチ・コールマン氏は、業界全体の低迷を見るに打つ手は皆無に等しいと述べた。「いきなり業界に、誰も買わないような製品をつくれと強制するような事はできません」とコールマン氏は火曜日述べた。「また補助金を特定の企業に与えれば、別の企業にダメージをあたえます。補助金を与えれば勝ち組と負け組を作り、別の地域の雇用事情に影響を及ぼします」と説明した。一例として、Canfor社がBC州フォートネルソンの材木製品製作所2ヵ所を今年1月に閉鎖した結果、ポーラーボードの製作所で作業員約435名が失業した。
パスポート手数料は過剰請求、と会計検査院長
パスポートを申請中のあなたは不当な料金を請求されている、と連邦政府会計検査院長の最新報告が指摘している。会計検査院長S・フレーザーさんによると、現行の手数料87ドルは引き下げられるべきだ。
会計検査院は、外務省(渉外部)は、パスポート発行手数料に含まれる「領事業務経費」25ドルが、パスポート発給は歳出入差し引きゼロであるべき原則に反していると解釈している。
バーナビーの旅行代理店のC・ニューウェルさんは、もし過剰請求ならパスポート申請者は払い戻しを受けるべきだとの意見を示した。また、もし払い戻しが行われないのなら、連邦政府は、過剰分をパスポート申請ラッシュが再び発生した場合の準備にあてるべきだとニューウェルさんは語った。「過剰分はパスポート手続きを行う係員の増員にあてるべきです。来年中旬より(カナダ人が)陸路で(米国との)国境を越える際にパスポートが必要となる事ですから」と語った。さらにニューウェルさんは<パスポートのみ使用可>の日が近づくにしたがって発給待ちの列が長くなることが予想されるので今のうちに申請するべきだ、と述べた。
テーザー銃を専門的に分析 バンクーバーでの公開審議会
警察によるテーザー銃の使用とポーランド人移民の死亡をめぐる2段階の公開審議会が、バンクーバー市内のホテルで月曜日に開始した。スタンガンを医学的及び技術的局面から検討する審議会の第一段階の議長を務めるのは元BC州上告裁判所判事T・ブレイドウッド氏だ。「テイザー銃の徹底的な分析とその使用効果の医学的研究がまだ行われていません」と同氏は語った。第一段階は5月23日まで行われる予定で、その後ブレイドウッド氏が報告書を提出する。審議会の第二段階及びロバート・ジーカンスキー氏の死亡に関する検死官審問は、検察官が刑事訴訟の是非を判断する間保留されている。
ジーカンスキー氏(41歳)は、2007年10月14日バンクーバー国際空港の到着ラウンジで連邦警察(RCMP)警官にテーザー銃で2度撃たれた後間もなく死亡したもの警官がジーカンスキー氏さんを取り押さえる映像がインターネットで世界中に流されため、警察のテーザー銃使用に対する非難が巻き起こり、その結果カナダ各地で10以上の調査が始まった。州による2段階の審議会の結果、都市警察によるテイザー銃使用に対する制限は設けられるかもしれないが、連邦警察には適用されないそうだ。
バンクーバーにビル・リード美術館開館
ノースウエスト・コースト芸術に捧げるビル・リード美術館が火曜日、バンクーバーに開館する。バンクーバー市議会がホーンビー街の前カナダ工芸博物館をビル・リード財団に転貸することを決定したのは昨年7月10日だった。新美術館はハイダ族の民族芸術を復活させた功績で知られる故リード氏のコレクションの展示に重きを置いている。同氏の最も有名な作品は、Raven and the First Men(ワタリガラスと最初の人類)とSpirit of Haida Gwaii(ハイダ・グアイの精霊)で、両方ともカナダの20ドル紙幣の裏面に登場している。優れた彫刻家だったリード氏は、金、銀、粘土岩、木材および青銅で製作した。美術館の中央には、1998年に亡くなったリード氏の生涯をたたえる、ハイダ族同士ジム・ハート氏の手によるトーテムポールが立つ。
リード氏の作風とイメージをたたえる作品、と作者が解説するトーテムポール。
「その下部は、私達がワスゴと呼ぶ、半分が狼で半分がシャチの生物で、リード氏が探求していたものの一つとして中心となる彫像です」由。また「背にはヒレと尾がつきます。建物が安定したら取り付けます」とハート氏。トーテムポールには、リードの絵画でお馴染みのシャチ、狼、雷神鳥、ワタリガラスも刻まれている。同氏はまた、ヨーロッパ人渡来以前のハイダ族の伝統を称えてトーテムポールに銅材も使用した。ハート氏によると、銅はハイダ族その他ノースウエスト先住民全部族にとり非常に貴重であり、銀行制度の通貨のようなものだったという。
リード氏は1950、60年代に当時ウエストコースト各地で放置され忘れ去られていたトーテムポールの保存に尽力した功績でも知られる。リード氏自身はヨーロッパ系の家庭で育ったが、若い頃ノースウエスト先住民の伝統芸術に魅了された。「アートを理解することは絶対できず、人間の活動の中で最も深遠で神秘に満ちた一種の魔法と見ることしかできない」とその自伝に氏は記している。「その魔法の中でも最も神秘的なものの一つが、ノースウエスト・コーストの芸術だ。文盲の人たちによる独特の表現は、最も洗練された書画を例外として、ほかのどんな芸術形態とも違う」由。
美術館のオープニングとなる展示は「Bill Reid: Master of Haida Art(ビル・リード:ハイダ芸術の巨匠)」で、2002年にマーティン・リード博士によりビル・リード財団に寄贈されたコレクションより出展される。一般公開は5月10日から。
建物には、既に開館しているチーフ・ダン・ジョージセンターが残り、先住民芸術研究の中心となる。美術館は新進芸術家など先住民全てを対象とした芸術の中核の機能も果たす。
サレーの連続性的暴行事件 10代の青年を逮捕
サリー市で連続的にインターネットを使って誘い出した10代の少女達を性的に暴行した事件の容疑者として同じく10代の少年が逮捕された。
17歳の同少年(氏名は未公開)は先週金曜日午後に逮捕され、週末の間拘留された後月曜日にサリー地方裁判所に出廷する予定と同日連邦警察(RCMP)が表明した。RCMPによると、同少年は、凶器を用いた性的暴行の罪3件、及び強盗、強盗未遂、暴行それぞれ1件ずつの罪により起訴された。今回の逮捕は、被害者から得た情報及びインターネット関係の捜査技術の成果だそうだ。
先週深夜3日間にわたりインターネット上で知り合った人物とサレー市ワリー地区の126th通りと93rd通りの角付近のセネター・リード小学校で待ち合わせをした少女達が性的暴行被害に遭った事件が続いたため警察当局は市民に警告を発していた。
アルバータ州 マツクイムシ退治に5500万ドルの資金追加を決定
アルバータ州政府は、マツクイムシ(mountain pine beetle)退治の為、緊急準備金から更に5000万ドルを追加、総計5500万ドルの援助金を本年度割り当てる旨を決定したと表明した。
アルバータ州の持続可能資源開発省によると、退治作戦は、すでに枯死した木々の撤去に重点がおかれる。枯死した木1本ずつに、更に10本の木を汚染させるほどの数のマツクイムシがはびこっているそうだ。作業員はさらに、汚染の危険がある古い木々の間引き、及びマツクイムシの被害が新たに発生しつつある区域の確認も行う。作業は主にロッキー山脈東斜面の2区域で行われる。
当局関係者は、冬の寒さのおかげで多数のマツクイムシが死滅したようだが、今年の夏にマツクイムシの被害が新たにBC州よりアルバータ州に広がる事を懸念している。米粒ほどの大きさのマツクイムシは、成長した松の木を襲い、幹に穴をあけて病原菌のカビをまん延させる。BC州では、すでにマツクイムシのため広大な森林が破壊され、2013年までには州内の松の木の約80%近くにまでに及ぶだろうと予測されている。アルバータ州政府は過去2年間ですでに1億3,400万ドル以上をピース・リバー地区の北部やロッキー山脈東斜面のマツクイムシ退治に支出している。アルバータ州内の森林15%にあたる松林約600万ヘクタールは、感染の危険にさらされていると州政府当局は語った。

